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呼吸器の病気について

 呼吸器の病気といってもぴんとこない人が多いと思います。
もっとも身近な病気としては風邪のあとに生じる
気管支炎・肺炎ですが、非常に多い病気として気管支喘息があげられます。
 喘息と聞くと子供のときに発病する病気と思っている方が多いのではないでしょうか。ところがディーゼルエンジンの廃棄物・住宅の密閉度の増強・などから
アレルギー性鼻炎になる方が増えており、そのような方で気管支炎から喘息に移行する方が多く見られます。
成人発症の喘息がとても多くなっております。
 また以前から喘息で治療をあきらめている方もいらっしゃいますが、喘息の方でも健常な方と同じ生活が送れるようにするのを治療の目標と考えております。 
 喘息よりも多いのが、遷延性の咳の方です。咳喘息・アトピー性咳・喉頭アレルギー・ストレス性咳とアレルギーに合併したいくつかの要因が重なっている咳の方が来院しており、きちんと診断治療しております。他院で改善しない咳が続く方はぜひ受診してみてください。

 
最近慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病態が注目されてきています。COPDというのは、肺気腫慢性気管支炎の一部・気管支喘息の一部が混ざった病態ですが、悪化の大きな要因として喫煙があげられます。多くの方は年を重ねるに伴い症状の悪化(少し動くと苦しくなる・など)を来たし、気管支拡張剤・抗コリン剤などの吸入を必要とするようになり、さらに悪化すると動脈の酸素分圧が低下し、在宅酸素療法の適用となります。
 そのような方が風邪をひくと重篤な細気管支炎を併発し、急速に呼吸不全となり入院治療、状態が悪いと人工呼吸器管理を必要とする場合もあり命を落とすこともあります。
 事前に病態を把握することにより多くのかたがそのような最悪の状態にならずにすごせるようになってきています。
 少し動くと以前より強く息苦しさを感じるようになった方はなるべく早くご相談下さい。当クリニックの設備のみでかなりの病態を把握できます。
 当クリニックでは患者様の話をよく聴くことをもっとうとし、少しでも皆様のお役に立てたいと考えております。
 
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肺炎球菌ワクチンについて
 高齢の慢性肺疾患患者ではインフルエンザなどのウイルス感染時に肺炎球菌をはじめとした細菌性肺炎を合併しやすく入院・死亡のリスクが高いことが知られています。中でも肺炎球菌は敗血症になる危険性も高く、一般の抗生物質に耐性菌も多く出現してきています。肺炎球菌ワクチンは一回の接種で5年間効果が維持されます。インフルエンザワクチンに加えて接種されることをお勧めします。
希望される方はお電話でご予約ください。